2011/01/15

職人の道具・ばれん

摺師として体の一部とも言うべき大切なもの。バレン。

小学校などの美術の授業で使ったようなバレンではなく、
竹笹堂のバレンはかなり高価な本気のバレン。

今日は工房でバレン作りが行われていたので、
その様子を紹介しましょう( ̄ー ̄ )ノ















何やら細い綱を手に持っている?
近くで見てみるとこんな綱!
これ実はバレンの中身なのです(・ε・ )

細くした竹の皮を組紐のようにしっかり結われてできています。
本気バレンが●●万円も高い理由は、これを作る職人さんがいないからだとか?( ̄Д ̄;;

数分後、バレンの中身がこんな感じで仕上がっていきます。
漆塗りで強度を増した丸い板(あて皮)と竹皮をセットして、シャキーン☆

バレンがこんな風にできているなんて感動!(>。<)

ちなみにバレンの材料の竹は木版以外の伝統工芸でもたくさん使われています。
ほら、茶道の茶筅や茶杓なども竹です(*゚ー゚)v

そんな芸術や文化を支える竹を、そして竹林を
私たちの手で大事にしていこうというプロジェクトも実施中!





















こちらは竹笹堂のメンバーだけでなく、
日本文化発信プロジェクトチーム「1/F WORKS(ゆらぎわーくす)」の仲間で実施しています。

写真は、先日美味しい竹の子が育つように「土入れ」をした様子。
柔らかい藁を敷いた上に土をかぶせる作業をしてきたのです。
右半分が完了したあと、左半分が藁だけ敷いた状態。

なので、店長はたまに竹林で運動不足解消も兼ねて、力作業をしています(。・ω・)ノ゙ 笑
また竹林の報告もいたします!