シュッ…シュッ。
私がパソコン作業をしていると奇妙な音が聞こえてきました。
縁側に目をやると4代目・清八先生が何やらブラッシングしています。
これは刷毛の毛並を滑らかにしているのです。
これを「なめす」と言います。
竹笹堂で使われる職人ことばの一つです。
そのほかにも、
和紙を摺る前に湿らせる「しめす」。
版木をきれいに彫る「さらう」。
などなど。聞きなれない言葉が飛び交います。
ちなみにこのなめす道具というのがサメの皮!
なんと鮫皮を板に張り付けてある手入れ道具なのです。
(よーく見るとアズキの缶でとめてる!?)
鮫皮で驚いてはいけません。
竹笹堂には動植物の道具がたくさん。
版木は山桜。
刷毛は馬の毛。
バレンは竹の皮。
バレンの竹皮をなめすイノシシの牙…
ちなみに竹笹堂の職人であり、私の妹・アカネは
この道具の生まれる現場(畑や海)に訪れて木版画をより深く研究しようとしています。
いずれ海に潜って鮫を射止めるかもしれません。
そんな妹を姉は温かく見守ろうと思います。
というわけで妹のアカデミックな内容が詰まったBLOGがはじまりました。
BLOG:あかねアカデミック
ぜひご覧くださいね(^^)